59年に高校の友人リック・カンガスによって録音された「ホエン・アイ・ガット・トラブルズ」で、ボブ・ディランのオリジナル曲としては最も古い録音になる。
同曲は、マーチン・スコセッシ監督のディランのドキュメンタリー映画「ノー・ディレクション・ホーム」の製作中に発見された。ほかに未発表音源や未発表ライブ音源も見つかり、これらは、日本で9月14日に発売される「ノー・ディレクション・ホーム ザ・サウンドトラック」に収録される。28曲中26曲が未発表音源という。
同CDにはほかにも貴重な音源が満載されている。
ボブ・ディランがアコースティックギターからエレキギターに持ち替えてファンから大ブーイングを浴びた、65年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの「マギーズ・ファーム」。66年のUKツアーで歌った「ライク・ア・ローリング・ストーン」では、ファンから「裏切りもの」と言われたボブ・ディランが「おまえらこそ、うそつきだ」と切り返す歴史的に有名なやりとりも完全収録されている。
ボブ・ディランは昨年、自伝「クロニクルズ」(日本発売は今年7月)を出版。映画「ノー−」でもロック変革期だった60年代を語るなど活動を活発化。米国では再評価の声も高まっており、日本でも話題を集めそうだ。

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